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2008年度初日の「大発会」は、日経平均616円安という過去最大の下げ幅を記録しました。これだけ下がるといくら分散投資をしていても、全体の資産額はぐんと下がり、投資家の不安も高まります。
投資家の力量は今の状況のような下げ相場のときにこそ発揮されます。 金融を研究している学者の中には、「行動ファイナンス」という分野を専門にしている人たちがいます。行動ファイナンスというのは、人の投資行動は完全に理性的まものではなく、様々な心理的要因が関連している、という原則を元に、投資行動に与える心理要因を研究する分野です。 その1つに、「risk aversion」=リスク回避というのがあります。 これは、投資家はリターンを得るよりもリスクを回避することをより気にするという法則です。 たとえば、100円の株価が110円に上がるのと90円に下がるのは同じ値動きですが、90円に下がる時の方が投資家の行動に与える影響は2倍ほど大きいそうです。110円に上がってもまあそんなものか程度にしか思わない投資家も、90円に下がるとこれリスクを取りたくないと考え売ってしまう、というのが具体例になります。 リスク回避の心理が働くために、投資家は安く買って高く売るという儲けの原理とは全く逆の行動をしてしまうのだということを、行動ファイナンスは示唆してくれます。 こういった心の動きを知っておくことは、感情に流されない投資行動が取れる可能性が強まるかもしれませんね。 |
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たとえば
このトヨタ・バンガード海外株式は、投信運用会社である米バンガード社の4つの投資信託商品を以下の比率で組み合わせています。 グロース・インデックス・ファンド ……… 約32.5% バリュー・インデックス・ファンド ……… 約32.5% ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド ……… 約30.0% エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド ……… 約 5.0% すなわちトヨタ・バンガード海外株式は、4つの投資信託商品を組み合わせた「ファンド・オブ・ファンズ」になっています。 このファンド・オブ・ファンズの元になっている、米国バンガード社の投資信託の信託報酬を見てみましょう。 Growth Index Fund 0.22% Value Index Fund 0.21% European Stock Index Fund 0.27% Emerging Market Stock Index Fund 0.42% (+信託財産留保額計1%) これらの商品をトヨタ・バンガード海外株式と同率で組み合わせてみると、その信託報酬は 約0.24%になります。 1.29%−0.24%=1.05% 全く同じ投資信託商品なのに約1%も多く信託報酬がかかっているのです。 言い換えれば、年率1%は確実に投資家へのリターンが下がる=証券会社の儲けになるということです。 トヨタ・バンガード海外株式は、現況ではお勧めの商品であることには変わりませんが、もう少し手数料を下げる努力をお願いしたいというのが本音です。 |
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投資信託商品の分類方法として、アクティブ型vsパッシブ型というわけ方があります。
アクティブ型というのは、積極的に証券売買をし市場のパフォーマンスを上回ろうとする商品です。 これに対し、パッシブ型の投資信託は、ある株価指標(インデックス)に沿った成績を目指すものです。日経225型の商品、TOPIX型の商品、海外株式指標のMSCIなどがあります。 パッシブ型をコアに、より好成績を目指してアクティブ型を組み入れるというアドバイスをよく聞きます。(たとえば以下の本) 私個人の意見では、パッシブ型(インデックス型)の投資信託のみを考慮するべきで、アクティブ型の投資信託は完全に無視した方が良いと思います。 理由としては、 1)アクティブ型よりもパッシブ型の方が長期的にはパフォーマンスが良くなる確立が高いこと。市場平均のパフォーマンス(=パッシブ型のパフォーマンス)を上回る成績を上げられるアクティブ型の投資信託は20%程度だといわれています。アクティブ型の投資信託の方が証券会社は儲かるので、これは教えたくない事実ですが。 2)アクティブ型は手数料が高い。手数料は確実に投資家へのリターンを下げる。という点からです。 |
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個人投資家が買える投資信託はたくさんありますが、どれが良い商品で、どれを避けるべきなのか。証券会社が言わない(言えない)見分け方を教えます。
1)販売手数料無料(ノーロード)の投資信託を選ぶ 販売手数料とは、投資信託を販売する証券会社等が徴収する額のことです。私はノーロードの投資信託を勧めています。 2)信託報酬率にも注意を! 信託管理会社が1年間に徴収する、信託額に対する率のことです。もちろん低率の方がいいですよね。 3)おまけで財産信託保留額もチェックする 投資信託を解約する際に、0.3%程度手数料を取る商品もありますので購入前にチェックしておいてください。 このように、投資信託には様々な形で手数料が盛り込まれています。頭に入れおいて頂きたいのは、手数料の額だけ、投資家であるあなたのリターンが減っていくという事実です。手数料が多少高くても、リターンの高い商品を選んだ方がいいのではないか?と思うかもしれませんが、それを実現しようとするのは大変確立の低いゲームなのです。 言葉を変えて表現すれば、アクティブ型の投資信託よりも、パッシブ型(インデックス型)の投資信託の方がお勧めですよということです。インデックス型の投資信託は手数料が安いですし、長期的に見ればアクティブ型よりもパフォーマンスが高くなる確率が高いです。 アクティブ型vsパッシブ型の投資信託については次回説明します。 |
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よく耳にするが、だまされてはいけないポイントについて。
株であれ投資信託であれ、銘柄を選ぶときに過去のパフォーマンスを参考にする方は多いですよね。ファイナンシャルプランナーや証券マンの中にも、「この商品はここ数年成績がよく、お勧めですよ」というアドバイスをする人がいます。 これは完全に間違った考えです! 第1に、過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。このことは商品広告等の中にも(なるべく気づかれないような小さな字で)はっきり書かれています。 第2に、実際のデータ研究でも、過去のパフォーマンスと将来のパフォーマンスは全く関連性がないということが示されています。アメリカにはフォーブスという金融雑誌があり、好成績投資信託のランキングが毎回掲載されています。このランキング表に載っていた投資信託のその後のパフォーマンスを追跡した研究者がいるのですが、数年後の成績は全体の平均値よりも低かったそうです。 確かに、投資信託の中でも良い商品と悪い商品の差はあります。しかしその差は過去3年程度の成績だけでは判断がつかないのです。(過去20年間の成績を比べれば信用性は上がるでしょうが。) 株、投資信託を選ぶときに、過去のパフォーマンスは参考にしないで頂きたいというのが、この記事のメッセージです。 ちなみに良い投資信託を選ぶ基準としては ・購入手数料が無料 ・信託報酬料が年1%以下 ・インデックス型(⇔アクティブ型) などがポイントです。 |
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